甲鉄城のカバネリ

アニメ版『進撃の巨人』を手がけたWIT STUDIOによるオリジナル作品。監督は荒木哲郎が務め、シリーズ構成・脚本は『コードギアス 反逆のルルーシュ』などの大河内一楼、音楽は澤野弘之、キャラクター原案は『超時空要塞マクロス』などの美樹本晴彦がそれぞれ担当する。
2014年11月17日の「ノイタミナプロジェクト発表会2015」にて制作が発表され、テレビ放送に先駆け特別先行版『甲鉄城のカバネリ 序章』(こうてつじょうのカバネリ じょしょう)が2016年3月16日より1週間限定で劇場公開された。
物語は蒸気機関が発達した極東の島国・日ノ本(ひのもと)を舞台に、装甲蒸気機関車・甲鉄城に乗る人々と、不死の怪物・カバネとの戦いを描く。「スチームパンク」「時代劇」「バトルアクション」「ゾンビ」「ロードムービー」といった要素が込められている。
制作テーマについて、荒木は「自分たちが最も得意なこと(アクション作画・シビアでハードな作品)をやる」「負け犬がみんなを見返す(リベンジする)ドラマにする」「最新鋭の尖ったものよりも、王道を行く普遍的な作品を作る」などと語っている。また、漫画原作『進撃の巨人』の作者である諫山創や、『ガンダム Gのレコンギスタ』の総監督である富野由悠季と一緒に仕事をして影響を受けたとも語っている。荒木が「普遍的」と評する美樹本キャラクターの作画には、メイクアップ専門のスタッフが参加している。